ロサンゼルス市議会が、ペットショップでの犬・猫・ウサギの生体販売を禁止する条例を、満場一致で可決したというニュースが流れてきました。
ニュース映像(英語です)
ニュース記事によると、アメリカでは年間4000万以上の犬や猫たちが、殺処分されているそうです。
アメリカは動物愛護先進国とかペット大国と言われはいますが、法律はまだまだ整備されていないようです。
とはいえ、わたしの住む地域のペットショップへ足を運んでみても、犬や猫が店頭のケージで展示販売されているという景色を見ることはありません。
いたとしても、レスキュー団体が里親を募集している猫さんが数頭いるくらいでしょうか。
アマンダちゃんもレスキューされた子です
犬・猫・ウサギといった動物を販売することは、法律が成立する前からけっこう自粛されているあたりは、アメリカの良いところだな、、、とは思います。
ちなみに、この条例はペットショップにおける生体販売を根本から否定するというより、ペットショップに犬・猫・ウサギを供給している「パピーミル=子犬工場」と呼ばれる、悪質な繁殖業者をターゲットにしたもの、と言ったほうがよいかもしれません。
動物たちを、生き物とも思わず、非人道的で劣悪な環境で繁殖している、悪質繁殖業者の販売経路を断ってしまえば、殺処分される動物たちの数も減るであろう、、、、ということなのでしょう。
ただ、この条例は3年という期限付きなので、この規制によって販売経路を絶たれた繁殖業者が保持していた動物たちのレスキューや、レスキューされた動物たちのその後(里親探し)がまた問題になってきそうな感じがします。
まぁ、、もちろん、ペットショップの経営者の中には、この法案を不服に思う人もいるようです。
「 飼い主には、選択する権利がある。動物を保護したければシェルターに行けばいいし、血統書付きで健康なペットが欲しいから繁殖業者に行くのも、飼い主の選択の権利だ。」と主張する人もいます。
たしかに、選択肢はあってもいいと思う。
どんな毛色の子がいいとか、ショートヘアがいいとか、、、、それぞれ好みはあるであろうし。
でも、血統書付きじゃなくても、どんな動物たちにだって、最高のペットになる可能性を備えているってことを知っていて欲しいです。
いつになったら、シェルターにいる動物たちが平和に幸せに暮らせる世界がやってくるんだろう・・・・・
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