アメリカでは現在、遺伝子組み換え作物/食品(GMO)表示制度がありません。
それどころか、「遺伝子組み換え不使用」という表示が禁止されてさえいます。
日本では、2001年から表示が義務付けられているので、「当たり前・・・・」と思っていましたが、、、、アメリカではまだ法律化されていないことには、正直驚愕してしまったのですが・・・・・
カリフォルニア州では今、遺伝子組み換え作物/食品(GMO)の表示義務付ける法案が、住民投票項目になっています。
投票は11月です。
その法案が、カリフォルニア遺伝子組み換え食品を知る権利法(The California Right to Know Genetically Engineered Food Act)」略称「プロポジション(提案)37」と呼ばれています。
「Prop 37」と略されて呼ばれることが多いです。
GMO表示に賛同を求める運動(「 Vote YES on Proposition 37」 )が、カリフォルニア全土で行われています。
Vote Yes on Prop 37!!
先日テレビを見ていたら、この表示法に反対するコマーシャルが放送されていました。
「遺伝子組み換えの作物を食べても、なんら健康に影響なんてないんです。それどころか、表示法が可決されれば、食品の値段は跳ね上がり、食費の負担は年間400ドル以上増えると予想されます。表示法に反対しましょう!!」
と、声を大に訴えていたのは、「ドクター」と名乗る女性でした。
ドクターが、「遺伝子組み換えの食べ物食べても、へっちゃらよぉ~」なんて公言してしまって、大丈夫なのでしょうか??
ビックリな発言です。
偽者の女優さんが演じるドクターであることを祈りますが・・・・
法案に反対しているのは、遺伝子組み換えの開発などを行っているモンサント社や、GMO作物を利用する大企業の多くで、表示反対キャンペーンに大金を投入しています。
企業ロゴを見れば、「あ!あの食べ物だ!」と分かるものが沢山ありますね。
表示法に反対している企業の面々
カリフォルニア州で成立されれば、全米にこの運動が広がっていくことは目に見えています。
消費者は知る権利があります。
アメリカでは投票権の無いわたしですが、FDA(アメリカ食品医薬品局)に一市民としての声明を送りました。
こちらから声明を送ることが出来ます(英文です) → Tell the FDA
「 Vote YES on Proposition 37」を広めましょう!
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